英会話レッスンの教え方とおさえておきたい20のコツ

いつもありがとうございます、COMULINK代表の堤です。
最近の堤はこんな顔をしています。
知らない間に太ったり痩せたりする体質なので、久しぶりに会う人に、毎回、
「あれ、たけちゃん、最近太った(痩せた)?」
と言われる始末です。
さて。
今回は英会話レッスンに無料体験やトライアルレッスンで行った時に、担当してくれた先生が「良い先生かそれともアレな先生か」を見分ける、僕らからするとぞっとするような記事を敢えて書いてみたいと思います。
これから英会話レッスンに通おうと思っている皆さんはぜひ参考に、そしてこのブログを見てくださっている世の中の英会話の先生が改めて自分のレッスンを振り返った時にどうか、というきっかけになれば幸いです。
題して、
こんな英会話の先生はいいね!見極めるべき3つのポイント!
を私、堤がお送りします。
それではみんなでレッツチェケラッ!!!
テンポの良いレッスンを展開しているか。
皆さん、英会話って何のために通うと思いますか。もちろん、英語を話せるようになるためですよね。でも、わざわざ英会話スクールに通わなくたって、独学でも英会話は学ぶことができます。英会話スクールに通う、本当の意味。それは、英語を最短・最速でできるようにするため、短期間で英会話できるようになるためです。まず先生としては、この基本を頭に入れておく必要があります。つまり、生徒の皆さんは、「レッスン料」を払うことによって、英語習得までの時間を短縮しているのです。自己流で学習していると、どうしても続かなかったり、学習の方向性を誤ったりしてしまいます。英会話スクールは英語を身につけるために必要な時間をギュッと短縮してくれるものです。
つまり、何が言いたいか。テンポの良いレッスンが大切なんです。いかに限られた1時間というレッスンの中で、最大限の効果を発揮するか。これが大切です。例えば、1時間のレッスンを1時間と捉えずに、15分×4または20分×3と捉えます。それぞれの3ないしは4のセクションごとに、区切りそれぞれで中テーマを決めるといいです。
例:
19:05 テーマ①:相手の英語表現に対して上手に相槌をうつ練習
19:20 テーマ②:日本語→英語の発想ではなく、自分の知っている単語で伝えたいことを伝える練習
19:40 テーマ③:簡単な日常会話の質問文に対して具体例を使って内容のある英語で答える練習
19:55 明日の予定・レッスンの締めくくり
こんな感じです。決して1時間の中でテキストのページをやれる範囲で終わらせるというような安易な考えはNGです。
生徒にたくさんアウトプットさせているか。
英会話のレッスンは、皆さん「話す」練習をしに行っています。英会話レッスンの中でボキャブラリーを学んでいることや、先生の話を聞くことが主になってはいけないのです。ボキャブラリーを学ぶことなんて、今の時代YouTubeにいくらでも動画で投稿されているし、COMULINKはそういった類の学びは自宅学習で完結してもらうようにしています。(もちろん初級者の方はある程度のボキャブラリーの学びは必要)
そしてレッスンの主体は先生ではなく生徒です。先生の話を聞いて終わりではなく、生徒がバンバン話すレッスンでありたいですね。超初級や初級のクラスでは、生徒から進んで話し始めるのはまだ難しいので、先生からいかに質問して生徒の英語を引き出すか。『良い先生=引き出し上手』です。1度、レッスンの中で自分が英語を話す時間がどれだけあるか、ざっくりでもいいので計測してみてください。1時間のレッスンの中で、何分?素晴らしいレッスンであればあるほど、生徒主体であり、生徒の話す時間が多くなる傾向があります。
生徒の英語を尊重しているか。
これは英語の根本的な概念を理解する必要があります。僕たちが目標とする英語のレベルってどこでしょうか。きっと多くの方は、海外旅行で困らない英会話やネイティブの人たちと軽く雑談してみたい、そのレベルの方が9割以上だと思います。500人の前でスピーチするだとか、公の場でかしこまった英語を使う、そんな方は少ないと思います。
―――何が言いたいか
先生はもし生徒が誤った文法の使い方をしていても基本は直してはいけません。え?先生なのに直さないの?という方もいらっしゃると思いますが、大切なのは「正しい英語」ではなく、「伝わる英語」なんです。ただでさえ、日本人はこの文法これであっているかな、間違ったこと言ったらどうしよう、と英語恐怖症であり、なかなか自分の思っていることを口に出すことはできません。そうではなく、文法的には誤っていてもいいから、とにかく伝わればOK。そんな気持ちで取り組んでほしいんですね。そこを先生が逐一、「あ、今、過去形になっていなかった!」とか「文法的にここが間違っているからこうだよ」と指摘するのはこの時代、ナンセンスであり、むっちゃ時代遅れです。
未だにこういう先生いるからホントにやめてほしい。
いちいち指摘していたら、レッスンなんて進まないし、文法解説で生徒の貴重な話す時間を奪ってしまいます。伝わる英語だったらいいんです。
どうしても生徒の英語を直したいのであれば「拡充模倣(かくじゅうもほう)」というテクニックがあります。例えば、生徒が誤って、昨日の話なのに、goの過去形wentではなく、そのままgoを使ってしまったとします。
I go shopping yesterday.
先生はすかさず、
Oh, you went shopping yesterday!
とミスを指摘するのではなく、あくまでもさらっと相手が言った文章を正しく繰り返して相槌をうつかのように反応してあげるのです。こうすることで、生徒は「間違えた!」という気にならずにかつ、自然な英語を吸収することもできます。
COMULINKには実は先生がレッスンで心がけるべき20箇条があり、これに基づいてレッスンを行っています。今お伝えした3つのポイントを含む、20の項目をチェックしてみることで、いわゆる「良いレッスン・質の高いレッスン」が完成します。
本邦初公開のCOMULINK英会話レッスンポイント20はこれだっ!
・テンポの良いレッスンを展開しているか。
・15分×4または20分×3でレッスンを構成できているか。
・COMULINKのメソッドの基本を適切に理解しているか。
・生徒の名前をたくさん呼んでいるか。
・生徒をたくさん褒めているか。
・生徒にたくさんアウトプットさせているか。
・日本語を使いすぎていないか。
・使っている英語は適切か。
・英語の発音は講師として十分か。
・拡充模倣ができているか。
・従来の英会話レッスンではなく、革新的な英会話レッスンができているか。
・終わりの時間を意識せずだらだら延長していないか。
・課題の出し方は適切か。
・板書の仕方は適切か。
・何か1つでも生徒に持ち帰ってもらえるようなテーマや学習法があったか。
・何か1つでも生徒に持ち帰ってもらえるような英語表現はあったか。
・適切なレベルの生徒に適切なレベルの質問を投げかけているか。
・導入→実践→解説→テストの流れを組んでいるか。・レッスンの入りと終わり方は自然か。
ぜひぜひ、生徒さんは無料体験レッスンの場合にこんな観点でそのレッスンや先生を注目してみてください!そして我々、先生サイドはもっと質の良いレッスンをするためにここに掲げたような基本的な項目は完全マスターしたいものです!
COMULINKでは英会話の先生になりたい!自分の教室を持ちたいという方のサポート・コンサルティングを行っています。詳細はこちらからチェックしてね。
それでは今日もHave a nice day!