子供に英語を習わせる時に抑えておくべき3つのポイント

もくじ
【子供に英語を習わせる時に抑えておくべき3つのポイント】
いつもありがとうございます、COMULINKの堤です。
最近は子供が習い事をしているのが当たり前になりましたね。幼稚園児の1週間のスケジュールが習い事で埋まっているなんて子も見かけるほど、習い事に行かせることに熱心な親御さんもいます。
遊ぶことより習うことが優先されるのは本当に子供の将来のためになるんだろうか?という疑問もありますが、やはり小さい頃から何か、そう『何か』を身に着けさせたいと多くの親御さんは考えます。
この習わせたいことは2つのパターンに分けられます。
運動系とお勉強系です。
子供に習わせたい人気のお稽古事って?
運動系で断トツ人気が水泳です。体を鍛えるには水泳がいいだろうと考える親御さんが多いのと、最近の小学校では泳ぎ方は教えてくれないけれど、泳げないと体育の点数が下がる、ということがあるからではないでしょうか。
そして、お勉強系の習い事第1位は『英語』。
もうこれはクイズにしたら日本人なら誰もが正解できる質問でしょう。それくらいに英語を習わせたい、習わせている親御さんは多いです。(2017年リクルートマーケティングパートナーズの調査によると未就学児の30%が英語を習っているそうです。)
習わせたい親御さんが多い、ニーズが多いということは提供する側も多いわけです。
実に様々なタイプの英語の塾や英会話教室があります。最近はインターネットを使って自宅でレッスンするタイプの英会話教室も出てきました。
そんな中で、うちの子に英語を習わせたいけれどどこがいいのか、どうやって選んだらいいのか悩んでいる親御さんも多いと思います。
そこで、今日は子供に英語を習わせる時に抑えておくべき3つのポイントをお伝えしたいと思います。
目標から逆算、なんのために英語を習わせるのかを明確に
まず1番初めにすることは、『なぜ、なんのために英語を習わせたいかをはっきりさせる』ことです。
人は目標が決まっていれば頑張れます。それは大人も子供も同じです。子供が小さいうちは親が『子供と英語の関係』をどんなものにしたいのかを明確にする必要があります。そしてそこから逆算して子供の年齢に合わせた英会話学校を探していくことが重要になります。
例えば、受験のためなのか、2020年から小学校で英語が科目になるからそれに対応するためなのか、バイリンガルに育てたいからなのか…。
このブログを書いている堤としては、受験英語のためではなく、『自分の意見を英語ではっきりと言える国際人』になってもらうためと言いたいところですが、それはともかく、この目標が決まっていれば、自分の子供に合う英会話学校を探すときに確認するポイントが明確になります。逆に、ここが決まっていないと、膨大な数の英会話学校から子供に合った学校を見つけるのが困難になります。
目的・目標がないと毎週のように入ってくる広告やショッピングセンターなどで英会話学校の勧誘などを受けた時に選びきれません。それでも、「英語を習わせないと」という思いは消えず不安になる。そういう状態でとりあえず英語を習わせてしまうと、親が習わせていることに安心してしまいます。親の安心のためにお金をかけて英語を習わせれば、子供もなんとなく親が入れてくれたからやっているだけになり、親も子供も『英語を習っている自分たち』に満足するだけになってしまいます。
―――あなたがどうしても英語を子供に習わせたい理由はなんですか?
逆にここがはっきり答えれられないようであれば、子供に無理に英語を習わせる必要はありません!
一度真剣に考えてみましょう!
営業マンが説明する”素晴らしい”カリキュラムより結局は先生との相性
親目線で見ると、英会話学校のカリキュラムがいいかどうかが気になります。英会話学校が、「楽しく学べる新しい教材が出来ました」なんて広告が出たらすごく気になるわけです。
ですが、どんなにカリキュラムが素晴らしくても、教材が画期的なものでも、教室で毎回会う先生と相性がよくなかったら終わりです。全く活かされません。
子供は楽しいことが好きです。好きか嫌いかで物事を判断します。みなさん当たり前だ、そんなこと知っていると思うでしょう。では、その知っている当たり前のことを出来る環境じゃないところ、つまり『子供にとってつまらない、楽しいことが見つけられない場所』に子供をおいたらどうなるでしょう?
子供は「やりたくない」「嫌だ」「(英会話学校に)行きたくない」と言い出します。
その「楽しくない」と「英語」が結びついてしまったら、子供は英語が嫌いになってしまいます。一度嫌いになってしまったものを「好き」にするのは簡単なことではありません。
▼良い英会話の先生の見分け方がわかる20の判断基準がわかる記事はこちら
食べ物の好き嫌いと同じです。
子供に嫌いなものを食べさせて好きにすることってすごく難しいですよね?まず、嫌いだと食べないです。それをどう口に入れるか。無理やり押し込むか、物で釣って食べさせるか、諭して食べさせるか、脅して食べさせるか。方法が色々ありますが、一筋縄でいかないことだけは確かです。
子供に「英語=嫌い」のイメージをつけさせてしまったら、子供の好き嫌いをなくすのと同じくらい大変です。
実は僕の友人のあるお母さんがこれと同じことをやってしまった、と教えてくれました。
ある英会話教室に息子さんを通わせていた時のこと、教室の先生が変わり、ちょっと息子さんにとっては怖い先生になってしまった。そして教室でやる内容も以前より難しくなり、息子さんにとって「英語=面白くないもの」「英会話学校=怖い先生がいるところ」という図式が出来上がってしまったのです。
4月に新しい先生になり、「行きたくない」「止めたい」という息子さんに「もう少しやってみよう」「3月までやってみよう。それでもいやだったらやめよう」と続けることをお母さんは選択しました。
その結果、3月になっても「英語に行きたくない」という気持ちは変わらず、その英会話学校をやめることになりました。そして、新しいところに行かせたくても「もう英語は習いたくない」というようになってしまい、結局英語を習いに行かすことが出来ずにいます。
いかに子供たちにとって「英語=好き、楽しいもの」と思ってもらえるようにするか、そして先生との相性は何より大事です。
通わせていることに安心してほったらかしにしない
英会話教室に子供を入れると親は安心して、自分は英語に関わらなくてもよいと思ってしまい、教室に任せっきりになってしまう親御さんがいます。幼児期の子供にとって親との関わりはとても大切です。親が英語に興味がある姿勢を示せば、子供も興味を持ちます。また、自分が習ってくる英語に興味を持って接してくれれば、子供は喜んで自分が習ってきたことを披露してくれるでしょう。子供は親に自分がやっていることに、興味を持ってほしいと思っています。自分が楽しいと思うこと、出来て嬉しいことは、自分が大好きな親と一緒に共有したいと思っています。だから、「ねぇ見て」と何度も言って親の注意を引こうとします。
この楽しいことが英語だったら、どうでしょう?それに親であるあなたが興味を示したら、子供はさらに英語をやって両親に見せたいと思うようになることは想像できるかと思います。
幼児期に必要なことは母親とのスキンシップ。
その中にいかに英語を組み込み楽しいものと認識させるかが英語をものにする秘訣ではないでしょうか。
以上、子供に英語を習わせる時に抑えておくべき3つのポイントでした。
子供の英会話教室を選ぶ際に参考にしていただけたら幸いです。